四天王会館 1階
VOLVOXは、豊かな樹々に囲まれたレトロな雰囲気の四天王会館1階に位置していました。アート・クラフト作家が協同運営する表現空間として、2013年から2022年まで活動しました。
豊かな樹々に囲まれた四天王会館のレトロな佇まいは、訪れる人に特別な時間の流れを感じさせてくれました。1階に位置していたVOLVOXは、アートとクラフトの垣根を越えた作家たちが協同で運営する表現空間として、地域に開かれた創作の場を提供し続けました。静かな住宅街に面したこの場所は、日常の中にふと現れる非日常として、多くの人々に親しまれてきました。ギャラリーの窓から差し込む柔らかな光と、周囲の緑が織りなす風景は、展示作品と共に訪れる人の記憶に残るものでした。
VOLVOXでは多様なジャンルの作家たちが、それぞれの表現を追求する展覧会が数多く開催されました。創作人形、書と篆刻、木工芸、彫金、鼻笛の演奏など、異なる分野のアーティストが交差することで、予想もしない出会いや発見が生まれていました。作家同士の協同運営という形態は、ギャラリー自体が一つの有機的な表現として機能することを可能にし、展示のたびに空間の表情が変化していきました。それぞれの作家が持つ独自の世界観が、この場所で響き合い、訪れる人々に新たな視点を提供し続けていました。
四天王会館の持つ昭和の趣と、現代アートの感性が融合した独特の雰囲気は、VOLVOXならではの魅力でした。館内の古びた階段や手すり、廊下に漂う穏やかな空気感も、展示作品を引き立てる大切な要素となっていました。作家たちが自ら運営に関わることで生まれる、温かくも真摯な空間づくりは、来場者にとっても居心地の良いものだったに違いありません。ギャラリーとしての役割だけでなく、創作に関わる人々が出会い、語り合う交流の場としても、この場所は大切な役割を果たしていました。
2013年の開廊から2022年の閉廊まで、VOLVOXは三重県津市のアートシーンにおいて確かな足跡を残しました。協同運営というスタイルは、作家たちの自主性と連帯を育み、ギャラリーの在り方そのものを問いかけるものでした。閉廊後も、ここで活動した作家たちの作品や、この場所で生まれた出会いの記憶は、それぞれの形で生き続けています。長年にわたりVOLVOXを支えてくださった皆さまへの感謝の気持ちとともに、この表現空間が果たした役割は、これからも語り継がれていくことでしょう。
〒514-0028 三重県津市栄町1-888
四天王会館 1F
JR・近鉄津駅より徒歩約10分
アクセス方法
公共交通機関
- JR津駅 東口より徒歩約10分
- 近鉄津駅 東口より徒歩約10分
お車でお越しの場合
- 伊勢自動車道 津ICより約10分
- 会館駐車場は台数に限りがあります
- 近隣のコインパーキングをご利用ください
ご連絡について
VOLVOXは2022年3月をもって閉廊いたしました。展覧会や作家に関するお問い合わせは、各作家へ直接ご連絡いただくか、VOLVOXのFacebookページをご参照ください。